COLUMN
千明塾「女性ホルモンと50歳からの暮らし方」

年をとって、人生が美しく、楽しいものになりました。
目指すのは自然体でエレガント。科学的にナチュラルに。
衣食住・美容、自然と寄り添うこれからの磨き方があります。

009 ↓↑下がると上がる、これが更年期のホルモンの特徴

 

更年期の特徴は、卵巣から出される2つの女性ホルモンの数値だけでなく、脳から出される2つの司令ホルモンのFSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体形成ホルモン)が上がってくることにあります。
女性ホルモンは卵巣から分泌されるホルモンですが、勝手に出されるわけでなく、脳からの指令で分泌されます。

卵巣からのホルモン値は下がります。エストロゲン、プロゲステロンは↓
脳からの指令ホルモン値は上がります。FSH、LHは↑
下がると上がる!
この脳と卵巣の↓↑のギャップが更年期の特徴です。

卵巣機能が落ちてくると、卵巣はうまく女性ホルモンが分泌できません。
言い換える上手に排卵することができません。
脳は、排卵を促し、生殖活動を進めるのが仕事ですから、どんどんと脳から卵巣に向かって催促がきます。

「どうしたの?」「前はちゃんとやっていたんじゃないの?」
こちらがうまく対応できなければ、さらに催促がきます。卵巣も、最初は一生懸命応えようとしますが、卵胞がないのですから、上手に応えられません。応えられなければさらに催促がきます。

催促をしている脳の下垂体—視床下部は、自律神経と他のホルモンのコントロールタワーでもあります。睡眠や呼吸、体温調節をする場所でもあります。情動や免疫系とも連動しています。
そのようなわけで、激しい催促=脳が激しく乱れることで、私たちが生きるために必要なベーシックな調整機能まで乱れてしまいます。
ダーと汗が出て、熱くなったり急に寒くなったり、眠れなくなったり、イライラしたり、目の下に、肝斑というシミができてきたり、ボーとしたり、ドキドキしたりということが起こります。膀胱炎にかかったり、風邪が治りにくくなったり、関節リュウマチや甲状腺の病気、膠原病など免疫系の病気に罹りやすい時期でもあります。

私の場合は、ありとあらゆる!症状がでていたと記憶していますが、中耳炎を繰り返していたと思います。耳鼻科に行っても、ドクターに「何でだろうね。風邪をひいたわけでもないのにね?」と言われていました。

皆様、血液検査を受けてみてください。
FSHとLH、
脳からの指令ホルモンの数値が上がってきていたら、分かりやすいれっきとした!「更年期」と言えます。

しかし、数字にはまだ表れていなくても、更年期症状が先にでることはよくあります。症状が出ていたら、ケアをしていくことが大切です。
閉経しない人はいませんし、更年期のない人はいません。
婦人科の先生に「数字は大丈夫だから。」と体調不良なのに、何もケアされずに帰されてしまうこともよくあります。

水道管は、ヒビ割れてしまう前に、テープを巻くでしょう!
おかしいなと思ったら、リペアしたり、養生したり、長い人生の道のりに、お手当しながら行くことが「長持ち」させるコツと私は思います。

「卵巣」という店の店じまいに、「催促屋」の脳もいつまでも催促にくるわけではありません。諦めてくれる時期がやってきます。
50歳も後半になり、還暦を迎える前には、すっかり気分も体調も落ち着いてくるのはそんなわけです。
ポスト更年期とも言いますが、その後は老年期に突入し、長い老後と向き合っていくわけですが、更年期特有の「乱気流」の時期は終了です。

千明塾|ビオ代官山 吉川千明
写真は、京都での128回目の「女性ホルモン塾」を終えた対馬ルリ子先生と古事記の読み聞かせで有名な大古田さくらこさんと。先斗町のおばんざい屋さんの前で撮りました。更年期を抜け出した仲良し3人組です。
これからは、どうやって健康で、やりたいことをやり抜くか、とても楽しみな私達です。

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50歳からの磨き方

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日々のことを吉川千明が綴ります。